浄水場施設等では、水中に設置された設備の点検・清掃・補修を行う必要があります。これらの作業は、施設の安定稼働や水質の維持に不可欠であり、専門の潜水士が水中での点検・補修・設備交換を行います。
1.浄水場の設備点検
・水槽・タンクの内部点検
(汚泥や異物の除去)
・フィルターやスクリーンの清掃・交換
・水中配管の修理・接続作業
2.点検清掃
・水中曝気装置の点検・修理
・沈殿槽のヘドロ除去
・ポンプ設備の水中点検・交換
3.水中作業が必要な理由
・浄水場施設等の設備は常に水中にあるため、通常の点検・修理が困難
・抜水による水道供給の不能や、施設の強度劣化や耐久性の損失
・沈殿槽や水槽の内部点検を行い、異物や堆積物の蓄積を確認する必要がある水中の機械設備(ポンプ、バルブ、曝気装置など)の故障を修理するため
・施設を停止せずにメンテナンスを行い、浄水・排水処理を継続できるようにする